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ひろちゃん4649

Author:ひろちゃん4649
ひろちゃんのブログへようこそ! 
この主、会社を定年退職して5年。なけなしの年金を頼りに果樹栽培とこれに発するところの遊びを楽しんでいる、青春真っ只中のおのこじゃ。近所の遊び仲間と遊び歩いているから、遊び方を知りたい人は時々ご来訪を! 
オット 忘れていた。果樹栽培はワシのビジネスだから、そのうち収穫できるようになったら是非とも試食してみてくれ。

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小督殿(こがうとの)、前後譚
H221112里の秋 痔主開放作戦でこの秋はもう終わってしまったと思ったが、思いもかけず未だ里の秋を楽しんでいる。先日の強風でも頑張って付いていたのがきれいに紅葉している。モミジは一本一本、それぞれが色とりどりに紅葉する。何時だったか、バンクーバからシアトルまでまでバスに乗ったときに見た紅葉は真ッ黄色で、ダイナミックだったが繊細さから日本の紅葉が好いと思ったことがある。またフォンテーヌブローの森の紅葉には規模といい彩りといい素晴らしいと思ったが、こんなふうに小さくても一本一本の彩りを楽しむのもまた一興だ。


 平家物語第六乃巻には「小督」という章がある。謡曲の「小督」はここから取材したもんだそうな。謡曲のストーリーと殆どそっくりだが、物語にはその前後があった。


 謡曲は高倉天皇の勅使が仲國(なかくに)のところに来るのだが、物語は八月十五夜の日に宿直していた仲國が直接小督殿を探し出せという命令をもらう。筋立てを単純にするためなんだろうなア。そもそも小督殿が何故、嵯峨野に隠れてしまったのか。物語ではそれは、小督殿が平清盛の婿、それも二人の婿の心を奪ってしまったからだという。一人は高倉天皇、もう一人は冷泉大納言隆房だ。小督殿は冷泉大納言隆房と多分相愛の仲だったが、後で出てくる「葵の前」が退けられた後釜として中を裂かれて後宮に入れられてしまう。小督殿は櫻町中納言成範(しげのり)卿の娘で宮中一の美人で琴の上手なんだそうだ。

 謡曲では仲國は以前に宮中で小督殿の琴と笛で合奏したことがあるので、小督殿から土産と天皇への手紙・伝言を受けたあと、昔を偲んで一杯やったことになっているが、物語では小督殿が出家しようと賎が屋を抜け出ないように部下に監視させておいて、宮中に帰ると高倉天皇は寝ないで待っていたというのだ。

 高倉天皇は優しい心持で、また国を治める主上として英明だった。それが中宮付きの女房の女の童に惚れてしまったのに、周囲が「葵の前」などと呼ぶようになったのを知り世の謗りをはばかって退けてしまう。その女の童はその後死んでしまうのだ。その上、小督殿は諦めきれない冷泉大納言隆房からのラブレターがあったり、怒った清盛が殺害を企んでいるという情報をキャッチしたので宮中から逃げ出してしまう。更には平清盛の威勢を恐れて近寄る人もいなかったので、ウンと寂しかったんだな。惚れ易い人だといえば確かにそうだが、人の上に立つ人は何事についても大変ですナア。

 仲國が手紙を持ち帰ってからの後日譚。
 仲國は天皇の命により乗り物を準備して嵯峨野へ行き、渋る小督殿をいろいろなだめて連れ帰り宮中にそっと隠してしまう。そのうちに女子を一人もうけるが、やがて清盛にそれが漏れてしまう。清盛は「そんなに出家したいなら出家せよ」と出家させられて嵯峨野のあたりに放り出され、そのうちに死んでしまうというのだ。この時代には高貴な女性でも悲惨な運命をたどる例がいっぱいあったのだ。


 この後、物語は源氏の反乱から清盛の死へと展開していく。今までのところでは平清盛一人が大悪人で、他は総て時代の波に翻弄されながら精一杯生きていく善人として描かれていると思う。本文の方を知ると謡曲が更に面白く謡えますナア。



 
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謡曲・仕舞 | 18:43:03 | Trackback(0) | Comments(0)
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