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ひろちゃん4649

Author:ひろちゃん4649
ひろちゃんのブログへようこそ! 
この主、会社を定年退職して5年。なけなしの年金を頼りに果樹栽培とこれに発するところの遊びを楽しんでいる、青春真っ只中のおのこじゃ。近所の遊び仲間と遊び歩いているから、遊び方を知りたい人は時々ご来訪を! 
オット 忘れていた。果樹栽培はワシのビジネスだから、そのうち収穫できるようになったら是非とも試食してみてくれ。

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平経正(たいらのつねまさ)
 能楽に「経正」というのがある。謡曲を習い始めるときに使う「観世流初心謡本 中巻」に載っている。経正は言わずと知れた平家の一門、経盛(平清盛の兄弟)の子であり、平家物語には詩歌管弦に長じていると書いてある。


 謡曲で経正は、御室仁和寺の住職(代々住職は法親王が補された)守覚法親王の命により、行慶僧都が経正追善の管弦講を「青山」という琵琶を供えて執り行った。夜も深更になったその席に経正の幽霊が現れる。そして勧められるままに青山の琵琶をかき鳴らし、人々と合奏をするのであるが、やがて修羅の時刻になると瞋恚の猛火に焼かれ苦しむ。その様を人に見られた恥ずかしさに灯火を吹き消して消えていくのである。


 平家物語では「青山」という名器の名器たる所以、その名器と経正との係わり、なぜ行慶僧都が管弦講を執り行ったのかなど詳しく書いてある。それで謡曲「経正」を謡ってみるとまことに面白く謡えたのだ。


 経正の風流振りは

   未だ若年の昔より
   外にハ仁義礼智信の五常を守りつヽ
   内にハ又花鳥風月
   詩歌管弦を専らとし
   春秋を松蔭の草乃露水のあはれ世の心に洩るヽ 
   花もなし心に洩るヽ花もなし

とあるが、平家の軍勢が木曾義仲と闘うために琵琶湖西岸を下っていったときの経正の行動が別のところに書いてあった。大将軍が進んでいく後ろで副将軍経正は「かヽるみだれのなかにも心をすまし」、琵琶湖の端から見える島が竹生島だと聞いて侍五、六人を召して小船で島にわたり、その有様を楽しみお経を唱え、夜になると神社にあった琵琶を弾いて楽しんだということだ。そんなオトコだから平家が都落ちしたときに、預かっていた「青山」を法親王に返すのだ。

   先年下しあづかって候し青山をもたせてんまいって候
   あまりに名残はおしう候へ共
   さしもの名物を田舎の塵になさん事
   口惜う候
   若(もし)不思議に運命ひらけて
   又都へ立帰る事候はば
   其時こそ猶下しあづかり候はめ

 美を愛する心、文化芸術を愛する素晴らしい心ですなあ。経正はその後一の谷の合戦で平家が総崩れになった中で討ち死にするのであるが、その様は平家物語には書かれていない。きっとあっぱれな死に様であったと思う。



 イヤ~ア 面白いですなあ。この三連休は大荒れの天気模様だから、ぬくぬくと平家物語を読み進めたいですねえ。



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謡曲・仕舞 | 19:30:18 | Trackback(0) | Comments(0)
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