投稿日:2012-04-29 Sun
夏日となった29日、例年この日は堰掘り(「セゲ掘り」と言う)をすることになっている。川中島の平を流れる用水を止めてみんなで用水をきれいにするのだ。三面をコンクリートで囲まれた今の堰はきれいにするのは比較的簡単だし、欠席は出不足料を出さなきゃイカンので出席率は良い。朝5時半(もうすっかり明るくなっている!)に伊勢社に関係者が集合する。関係者とはこのおたや堰に接している家、おたや堰から取水している家などから一人ずつ出る人のことだ。スコップを持ってきて堰にたまった泥・ゴミなどを掘るのだ。この小堰は東荒沢から取水する部分の構造上の問題で20メートルほどはもの凄い泥が溜まる。今年はその部分はパスしようということになったので大助かりだ。
その後、続けて6時頃から町内の側溝を自分の家の前の分をきれいにする。出た泥や砂・ゴミなどはザルに入れて一箇所に集めておくと市から指定の業者が来て片付けてくれる。
更にその後、6時半には町内全戸から一人ずつ出て西荒沢堰を掃除する。川中島を流れる堰には上中堰・下堰がありが川中島の全ての町内会が分担してきれいにするが、この西荒沢堰は下堰の一部でその数百メートルをワシ等の町内の分担だ。ここも三面をコンクリートで固めてあるので昔ほどの重労働ではないが、腰をかがめて3、40分の清掃作業はくたびれる。
その後、畑があちこちにある人は決められた時間にその用水の掃除があるのだが、ワシの場合は7時半前には終わり。でも腰がイテー。
二手に別れて若い衆(と思っている人たち)は下流から、女・年寄りは上流から掃除を始める。真ん中へんで合流するはずだったが、若い衆はパワーで攻めあがってきたのはさすがだ。時々腰を伸ばして果樹園や畑の風景を愛でながら雑談するが、朝からの暑さには閉口した。
この暑さでリンゴも大忙しで開花した。手前左右の白い花がリンゴ、真ん中のピンクがモモ、中央奥の白い花はプルーン、左奥のピンクは伊勢社の山桜。こんなに一度木に花が開くと忙しい、忙しい。
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